まぎらわしい韓国語の文法
学習者が混同しやすい文法 40 組を、違いのポイント・使い分けのコツ・例文とともにまとめました。
初級 · TOPIK I (22)
- 은/는 vs 이/가은/는 は話題(すでに分かっていること・対比するもの)を示し、이/가 は主語を示して「誰が・何が」という新しい情報に焦点を当てます。日本語の「は」と「が」にかなり近い使い分けです。
- 에 vs 에서에 は到着点・存在の場所・時点(「に」)、에서 は動作が行われる場所や出発点(「で」「から」)を表します。
- 에 vs 에게, 한테, 께どちらも「~に(与える・送る)」ですが、에 は物・場所・組織に、에게/한테/께 は人や動物に使います。
- 에 vs (으)로移動動詞と使うとき、에 は到着点、(으)로 は方向(「~へ」)に重点があります。さらに (으)로 は手段・道具・変化を、에 は存在の場所や時間を表します。
- 만 vs 밖에どちらも「~だけ」ですが、만 は中立的で肯定・否定どちらにも使え、밖에 は必ず否定と一緒に使い「~しか…ない」という不足の気持ちを表します。
- -아요/어요 vs -ㅂ니다/습니다どちらも丁寧な文末表現ですが、-아요/어요 は柔らかい日常の丁寧語、-ㅂ니다/습니다 は発表・ニュース・ビジネス・軍隊などで使うかしこまった丁寧語です。
- -고 vs -아서/어서動作を順につなぐとき、-아서/어서 は前の動作が後の動作の前提になっている場合(そこへ行ってそこで~する、作ってそれを~する)、-고 は単に「Aして、それからB」と並べる場合に使います。
- -아서/어서 vs -(으)니까どちらも理由を表しますが、-아서/어서 は自然な因果関係を客観的に述べ、-(으)니까 は話し手の主観的な理由づけを示し、命令・勧誘と一緒に使えます。
- -(으)니까 vs -기 때문에どちらも理由を表します。-(으)니까 は会話的・主観的で命令や勧誘と使えますが、-기 때문에 は客観的に原因を強調する表現で、書き言葉や改まった場面に多く、命令・勧誘とは使いません。
- -지만 vs -(으)ㄴ데/는데-지만 ははっきりした逆接の「~けれど」。-(으)ㄴ데/는데 はもっと広く、柔らかい逆接にもなりますが、本題の前に状況や背景を示す「~んだけど」として使うことが非常に多いです。
- -지 않다 vs -지 못하다-지 않다(안)は普通の否定や意志による「~しない」、-지 못하다(못)は能力不足や外的な事情による「~できない」です。
- -(으)ㄹ게요 vs -(으)ㄹ래요-(으)ㄹ게요 は聞き手を意識した約束・宣言「(あなたのために)~しますね」、-(으)ㄹ래요 は話し手自身の意向・好み「~したいです/~にします」で、聞き手の意向を尋ねることもできます。
- -(으)ㄹ까요? vs -(으)ㄹ래요-(으)ㄹ까요? は相手の意見を尋ねる「~しましょうか」「(私が)~しましょうか」や推測「~でしょうか」、-(으)ㄹ래요? は相手自身の意向「~しますか/~したいですか」を尋ねます。平叙文の -(으)ㄹ래요 は自分の意向です。
- -(으)ㄹ 거예요 vs -(으)ㄹ게요-(으)ㄹ 거예요 は聞き手と関係なく予定や推測を述べる表現、-(으)ㄹ게요 は聞き手を意識して、または聞き手に応じてその場で約束・決定する表現です。
- -(으)러 vs -(으)려고どちらも目的「~ために」ですが、-(으)러 は後ろが移動動詞(가다・오다・다니다)のときだけ使え、-(으)려고 はどんな動詞にも使えますが命令・勧誘とは使えません。
- -네요 vs -군요/는군요どちらも新しく知ったことへの驚き・感嘆を表します。-네요 はその場で直接感じたことへの反応で会話的、-군요 は推論や相手の話から「なるほど、そうなんですね」と気づくニュアンスが強めです。
- -(으)면 vs -(으)ㄹ 때-(으)면 は条件・仮定「~たら/~れば」、-(으)ㄹ 때 は出来事が起こる時点や期間「~とき」を表します。
- -아도/어도 되다 vs -(으)면 되다-아도/어도 되다 は許可「~してもいい」、-(으)면 되다 は十分条件「~すればいい(それで済む)」です。
- -(으)ㄹ 수 있다/없다 vs -(으)ㄹ 줄 알다/모르다-(으)ㄹ 수 있다/없다 は状況が許すかどうかも含めた広い「できる/できない」、-(으)ㄹ 줄 알다/모르다 は「やり方を知っている」、つまり身につけた技能だけを表します。
- -게 되다 vs -아/어지다-게 되다 は外的な事情で「~するようになる・~することになる」で主に動詞に、-아/어지다 は形容詞に付くと「~くなる」(状態の変化)、動詞に付くと受け身の意味になります。
- -고 싶다 vs -(으)면 좋겠다-고 싶다 は自分がある行動をしたいという直接的な願望、-(으)면 좋겠다 はある状況が実現してほしいという願いで、他人や自分ではどうにもならないことにも使えます。
- (이)나 vs -거나どちらも「~か/~や」ですが、(이)나 は名詞に、-거나 は動詞・形容詞の語幹に付きます。さらに (이)나 には「~でも(妥協)」「~も(多さ)」の意味もあります。
中級 · TOPIK II (18)
- -고 있다 vs -아/어 있다-고 있다 は動作の進行「~している(最中)」、-아/어 있다 は動作が終わった後に残っている状態「~ている(結果)」を表します。
- -(으)ㄴ/는/(으)ㄹ 것 같다 vs -나 보다, -(으)ㄴ가 보다-(으)ㄴ/는/(으)ㄹ 것 같다 は広く使える推量で、自分の感想を柔らかく言うときにも使います。-나 보다/-(으)ㄴ가 보다 は観察した根拠からの推測「~みたいだ・~らしい」で、自分が直接経験したことには使いません。
- -는 바람에 vs -느라고どちらも望ましくない結果の原因を表します。-는 바람에 は突然の予期しない出来事がきっかけ、-느라고 は「A(時間や労力がかかること)をしていたせいでBができなかった」です。
- -아도/어도 vs -더라도どちらも「~ても」ですが、-아도/어도 は事実にも仮定にも広く使え、-더라도 は「たとえ~だとしても」と仮定(起こりにくいこと)を強調し、より強く改まった響きがあります。
- -아도/어도 vs -는데도-는데도 は実際に起きている・起きたことにだけ使う「(実際)Aなのに、それでもB」、-아도/어도 は事実にも仮定にも使える「(たとえ)Aしても B」です。
- -았/었더니 vs -더니-았/었더니 は話し手自身(一人称)の過去の行動と、その結果気づいたことや相手の反応「~したら…だった」を述べ、-더니 は話し手が他の人や物(三人称)について見たことと、その後の変化・展開「~していたが/~したと思ったら」を述べます。
- 조차/마저 vs 까지조차・마저・까지 はどれも「~さえ/~まで」と訳せます。까지 は中立的で良い状況にも悪い状況にも使え、조차 は「最低限のことさえ~ない」、마저 は「最後に残ったものまで(失った)」という意味合いです。
- 만 vs 뿐どちらも「~だけ」ですが、만 は文中のどこでも名詞に付けられ、他の助詞とも組み合わせられる柔軟な助詞です。뿐 は主に 이다 の前(N뿐이다「Nだけだ」)や 뿐만 아니라 の形で使い、普通の動詞の直前には来ません。
- -(으)면 vs -(ㄴ/는)다면-(으)면 は実現の可能性がある普通の条件や法則的な条件、-(ㄴ/는)다면 は仮定を強調し、起こりにくいことや想像上のことによく使います(「もし~なら」)。
- -(으)려고 vs -기 위해서どちらも目的「~ために」を表します。-(으)려고 は話し手の意図で会話的、命令・勧誘とは使えません。-기 위해서 は目標を強調するやや改まった表現で、命令・勧誘・-아야 하다 とも使えます。
- -자마자 vs -는 대로どちらも「~するとすぐ」ですが、-자마자 は過去にも未来にも、意図しない出来事にも使える「~するやいなや」、-는 대로 は未来の計画的・意図的な行動にだけ使い、約束や依頼と一緒によく使います。
- -던 vs -았/었던-던 は過去に途中だった・継続していた・繰り返していた行動を回想し、-았/었던 は完了した過去の行動(一回きりの経験や今はもうないこと)を回想します。
- -게 vs -도록目的「~ように」を表すとき、-게 と -도록 はほぼ入れ替え可能で、-게 は口語的、-도록 はやや改まった言い方です。さらに -도록 は程度・限度「~ほど・~まで」を表し、-게 は形容詞を副詞化します。
- -(으)ㄹ 텐데 vs -(으)ㄹ 테니까どちらも話し手の確信のある推測(-(으)ㄹ 터)を含みます。-(으)ㄹ 텐데 は推測を背景として示し、心配や残念な気持ちを伴うことが多く、-(으)ㄹ 테니까 は推測や話し手の意志を理由にして提案・命令をします。
- -아/어 버리다 vs -고 말다どちらも「~してしまう」ですが、-아/어 버리다 は完了を強調し、すっきりした気持ちや残念な気持ちを伴います。-고 말다 は(避けようとしたのに)望まないことが結局起きてしまったこと、または「必ず~してみせる」という強い決意を表します。
- -기 일쑤이다 vs -기 십상이다どちらも好ましくないことに使います。-기 일쑤이다 は「しょっちゅう~する」と、実際に繰り返されている悪い習慣を述べ、-기 십상이다 は「~しがちだ・~しやすい」と、起こりそうな結果を予測・警告します。
- -거든요 vs -잖아요どちらも文末で説明や理由を述べますが、-거든요 は聞き手が知らない情報・理由「~んですよ」を伝え、-잖아요 は聞き手もすでに知っている(知っているはずの)ことを思い出させる「~じゃないですか」です。
- -아/어 있다 vs -아/어 놓다, -아/어 두다どちらも結果の状態が残っていることを表します。-아/어 있다 は自動詞・受け身の動詞と使い、状態をそのまま描写します。-아/어 놓다(-아/어 두다)は他動詞と使い、誰かが前もってそうしてその状態を保っていること(多くは意図的)を表します。